オーストラリアの山火事の状況
オーストラリアでは、1月1日、致命的な山火事がNSW州の人気の観光スポットや農村を襲い少なくとも8人が亡くなりました。 全国で合計24人が死亡し、NSW州だけでも1,300を超える家屋が破壊されました。
米国や他の国々からの消防支援を受けて、大規模な炎を封じようと奮闘しています。動物たちも逃げ場を失い、逃げられなくなったコアラたちにも今までにない被害がもたらされています。

持続的な暑さと干ばつによって山火事は悪化しており、多くの人々が自然災害を悪化させる要因として気候変動を指摘しています。オーストラリア全土で火災が発生しましたが、NSW州が最も大きな被害を受けています。
炎はブッシュ、樹木が茂ったエリア、ブルーマウンテンのような国立公園を襲い、メルボルンやシドニーなどオーストラリアの大都市の一部も影響を受けています。
メルボルンやシドニーでは、火災が郊外の家を破壊し濃い煙が都市の中心部を覆っています。 12月の初めは、シドニーでの煙がひどく、大気の質は「危険」レベルの11倍でした。

火災の範囲は、孤立した建物などの一部の小さな火事から、ヘクタールの土地全体を占める大規模な火事もあります。小さな火事は始まっても数日で収まりますが、また他のところから始まって大きくなり現在も数か月間燃え続けています。
火災の原因は、毎年オーストラリアの夏には山火事の季節があり、暑く乾燥した気候のため炎が簡単に広がり始めます。自然発火の原因は、干ばつの影響を受けた森林での落雷のようです。

12月下旬にビクトリア州で発生した多数の火災は、わずか5時間で20キロメートル以上に広がりました。人災による火事もあります。
11月に放火の疑いで19歳のボランティアメンバーは逮捕され、6週間にわたっての7回の故意の放火で起訴されました。
オーストラリアの火事、今も。
消防当局によると、サウスオーストラリアでは明日、ニューサウスウェールズとビクトリアでは金曜日に状況が悪化するだろうとしています。ビクトリア州当局は、三人目の方が死亡したことを確認しました。
緊急事態大臣は、州北部の住民に 悪化する金曜日の前に早めに避難するように伝えました。
全国で燃やされた総面積は10.7万ヘクタールに増加、これはポルトガルよりも広い面積です。以前の調査では8.4万ヘクタールでした。
QFESの関係者は過去数日間で火災が収まった地域のより詳しい調査を行う時間が必要だと伝えました。8月1日以来、2.5万ヘクタールがQLDだけで燃えたということです。
また、今日のシドニーでは都市の大部分がNSWヘルスの大気質指数で200を超え、ウロンゴンは458、ゴールバーンは435、オーブリーは456に達しました。NSWヘルスでは200以上が危険と見なされているそうです。
「コアラを救う」基金。
世界野生生物基金(WWF)は、「コアラを救う」基金を設立しました。コアラが絶滅するのを防ぐためにあなたの募金がどこに行くのかを正確に説明します。
50ドルの募金はコアラの重要な生息地に緊急に必要な最初の10,000本の木を植えるのに役立ちます。
75ドルの募金は山火事の影響を受けた負傷したコアラの救急医療と薬の提供に役立ちます。
100ドルの募金は既存の森林とそこに生息する野生生物の保護に役立ちます。
150ドルの募金は手遅れになる前に過度の樹木伐採を防ぐ法律を強化するよう政府に圧力をかけるのに役立ちます。
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