バンクシーとは?日本でバンクシーの作品が見れる『バンクシー展 天才か反逆者か』

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バンクシーとは?

イギリスを拠点に活動する匿名の芸術家です。世界中のストリート、壁、橋などで神出鬼没に活動しています。バンクシーは社会問題に根ざした批評的な作品を手がけるアーティストで、テーマパーク・宿泊施設・映画の制作など、その活動は多岐になります。バンクシーの代表的なステンシルを使用した独特なグラフィティと言葉は風刺的でダークユーモアに溢れています。バンクシーの作品は芸術家と音楽家のコラボレーションが活発なイギリス西部の港湾都市ブリストルのアンダーグラウンド・シーンで育まれました。

バンクシー展(東京)

イギリスを拠点に活動し世界で最も注目されているアーティスト、バンクシーの70点以上の作品が日本に。オリジナル作品のほかに立体オブジェクトや限定プリント、政治的なメッセージやユーモアあふれる風刺などバンクシー作品に込められた想いを映像で紹介するマルチメディアな体験空間など、世界のアートシーンに衝撃を与えるコレクションを含め過去最大級の規模が横浜に集結します。
2018年からモスクワ・サンクトペテルブルク・マドリード・リスボン・香港と、世界の5都市を巡回し人々を熱狂させている本展覧会は、バンクシーのアートに触れることでアーティストとしての彼の才能の奥深さを感じることができます。今回公開する作品の中には「ディズマランド」やブリストル美術館などで開催されたバンクシーの個展やイベント、アーティストやミュージシャンとのコラボレーションなど他では見る事ができない過去の軌跡をたどる品々も多く含まれています。

バンクシー展の開催概要

『バンクシー展 天才か反逆者か』
期間:2020年3月15日(日)〜9月27日(日) ※予定
会場:アソビル
住所:神奈川県横浜市西区高島2-14-9 アソビル2F
公式サイト:https://banksyexhibition.jp/

バンクシーの作品

世界的に有名なアーティスト・バンクシーは、ロンドンを中心に活動する正体不明の覆面アーティストです。名前は皆が知っているのに、誰も本名・顔・年齢など知っている人がいない、謎に包まれた存在です。
彼の作品には、反資本主義・反権力など社会風刺的なメッセージや強い願いが表現され、見るわたしたちの心に突き刺さり魅了しながらも深く考えさせられます。

バンクシーのネズミ

去年1月に東京・日の出で発見されたネズミの絵が、東京都庁第一本庁舎でバンクシー作品らしきネズミの絵として一般公開されました。議論のひとつがバンクシーのものかということ。バンクシー本人のものと判明した場合にも、作品を一般公開することは公共物に描かれた落書きを都が認めることになるのかという批判も出ました。

バンクシーの赤い風船

最も人気の高いバンクシー作品シリーズ「風船と少女」は2002年からのバンクシーのステンシル・グラフィティ作品シリーズで、風で飛んでいく赤いハート型の風船に向かって手を伸ばしている少女を描いたものです。初期の作品はロンドンのウォータールー橋やロンドン周辺のさまざまな壁に描かれたが、現在はどれも残っていません。2005年にはイスラエル西岸地区の分離壁に描いています。また、2014年のシリア難民危機3周年のときや2017年のイギリス一般選挙のときにも別バージョンが制作されています。
2018年のロンドン・サザビーズのオークションに出品された風船少女の作品が、オークション中にバンクシーによって額縁にしかけられたシュレッダーによって切り裂かれました。これは大きなニュースになりました。切り裂かれた作品に対して『愛はごみ箱の中に』と名前を付けられました。

バンクシーの映画

 

「イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ」

バンクシーは2010年にドキュメンタリー映画「イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ」を監督してアカデミー長編ドキュメンタリー映画賞にノミネートされました。これはバンクシー自らが監督を務めた映画です。
映像作家のティエリー・グエッタは覆面芸術家のバンクシーの存在を知り、彼に接近してドキュメンタリー映画を撮ろうとします。しかしバンクシーはティエリーには映像センスが無いことに気付き逆に自分が監督して彼の映画を撮ることになります。
監督:バンクシー
出演:ティエリー・グエッタ、スペース・インベーダー、シェパード・フェリー、バンクシー、他
ナレーション:リス・エヴァンス

「バンクシー・ダズ・ニューヨーク」

正体不明、謎のストリートアーティスト、バンクシーが仕掛けた宝探し競争。ニューヨーク、狂乱の1か月。2013年10月1日、バンクシーがニューヨークで展示をスタートさせました。告知もなく突然始まったその展示は、毎日1点ニューヨーク各地の路上に作品を残し場所を明かさず公式サイトに投稿。人々はその作品を求めてニューヨーク中を駆け回るという、ストリートとインターネット上の両方で勃発した「宝探し競争」でした。
監督:クリス・モーカーベル
製作総指揮 :シーラ・ネヴィンス

バンクシーを盗んだ男

2007年、バンクシーはパレスチナとイスラエルを分断する高さ8m、全長450kmにも及ぶ超巨大な壁にグラフィティアートを描くプロジェクトを強行します。キリストの生まれた聖なる街ベツレヘムでクリスマスの観光活性に一躍買うべくバンクシーによって集められた14人のアーティストたち。巨大な壁は一瞬にして彼らのキャンバスとなりました。バンクシーは代表作である「フラワーボンバー」をはじめ6つの壁画を残します。しかし、プロジェクトの成功の裏では怒りを露わにする地元民が現れます。その原因はバンクシーが描いた「ロバと兵士」の壁画。パレスチナ人をロバとして描き貶められたと捉えた人々は壁画を切り取り、売り飛ばすことを決めます。大手インターネットオークションサイト「eBay」に出品された「ロバと兵士」は世界を巡り、思わぬ波紋を呼ぶことになります。
監督:マルコ・プロゼルピオ
ナレーション: イギー・ポップ

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